2010/01/16

ラテンの国のユース交響楽団


「文化無償資金協力」という日本の援助スキームをご存じだろうか。 1件5000万円を上限とする機材供与を通じて、その国の文化教育分野の発展と深化、ひいては日本の文化の浸透、親日感UPを目的とする外交ツールの一つである。

今度ベネズエラに行くので調べていたのだが、ベネズエラでは同スキームで国立交響楽団、青少年児童交響楽団(←年齢別に3~5楽団あるらしい)への支援も行ったことがある。中でも特に世界的に有名なのは青少年児童交響楽団のなかの「ユース・オーケストラ」だ。 わずか26歳から熱狂的なコンサートを作り出してきた、グスタボ・ドゥダメルという名の天才指揮者が率いる。彼が南米の高校生バンドによるヨーロッパ公演を実現させ、日本でも2008年に公演を実現させたのだ。(写真中央がグスタボさん)

彼の指揮する音楽は、ベートーヴェンやマーラー、チャイコフスキーなどのクラシックなものももちろんあり、それはそれで定評があるのだが、特筆すべきは、すべてのコンサートで会場を沸かせた熱狂的な「マンボ」。 幼い頃からラテンのリズムが身体にしみこんだ南米高校生のリズム感はすごい。楽器を回したり、踊りだしたり。バカ売れした「のだめカンタービレ」のアイデアはここから来たのではないか。子供の頃にこの映像を見ていたら、私もオーケストラを目指していたかもしれない。いやはや見ているだけでノリノリで笑顔がこぼれてしまう。そう、最初に登場するこのアフロっぽい人が、指揮者のグスタボさん。実に楽しそうに指揮をするこの人の笑顔にはファンも多いことだろう。
これはyoutubeのサイト。エネルギッシュなマンボが聴ける!いや、観れる!
http://www.youtube.com/watch?v=WWs9G-c_pcs

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